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伝統の織布 伊勢木綿

2015年03月28日

伊勢木綿3_1

 

江戸時代、庶民の普段着として人気を博した伊勢木綿。

その柄は本当に江戸時代の人たちが着ていたのかと疑ってしまうほど、おしゃれな柄ばかり。

上品で粋な縞模様、可愛らしい格子柄・・・当時の人々の美意識の高さがうかがえます。

 

伊勢木綿に用いられる糸は、綿を一本に撚った柔らかい「単糸」で、上質な綿を使った単糸(超長綿の単糸)でないと、織る時にすぐに切れてしまいます。

また、昨今の勢いの強い高速の機械でも切れてしまうため、100年以上も前から存在する「豊田式織機」という低速の自動織機で、一反=13mを目安に一日かけて慎重に丁寧に織られていきます。

このようにして出来上がった伊勢木綿はシワになりにくく、使って洗って・・・を繰り返していくうちに、どんどんと柔らかくなり風合いも増していきます。

昔の人々は使い心地の観点からも、伊勢木綿を選んで、普段着として愛用していたのです。

 

しかし戦後になると、化学繊維の発展や生活の洋風化が進み、木綿の需要が激減しました。

近隣の木綿業者は次々と廃業に追い込まれ、今では臼井職布 一軒のみが伊勢木綿の生産を行っています。

そのため、伊勢木綿は今では大変貴重なものとなっています。

 

つかえばつかうほど、心地よくなる木綿。自分が育てていく木綿。

伊勢木綿は、昔ながらの単糸がおりなす風合いと感触が特徴です。<続く>

 

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※画像はすべて「伊勢木綿」臼井織布(株)
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